社会福祉法人 京都紫明福祉会特別養護老人ホームうずまさ共生の郷

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「聴く・語る~戦争のこと3」

2022.02.14ブログ

 職員「私も家でサツマイモを植えていますが、

年配の方が「ツルを分けてほしい。なつかしい」と言われて、

あげることがあります。

はじめは芋のツルをどうやって食べるのかと不思議でした。」

「サツマイモのつるで思い出した。

家の兄が山奥に芋のつるを植えた。

竹やぶを開いて、がんばって耕したんや。

それでも少しだけの畑やけど。

ある日、それを取りに山に登った。

急な道で大変なところで人が来るようなところではないんやけど。

なのに行ったら、つるは茂っているのに、

下の土には芋が一個もなかった。一個も。

兄とがっかりしたけど、つるだけでも持って帰ろうと思って、

リュックに詰め込んで背負って持って帰った。

そしたら汽車のなかで、買い出しの周りの人たちが

「芋のつる、どこで手にいれた」と聞いてきて。

買い出しはよく行った。

着物などを農家さんに持っていってお米などを買い出しした。

お母さんのお手伝いで、お母さんの手助けしようと思って。

そんな思い出があるわ。