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レク「干柿作り」

2021.12.19

昨年の秋、ユニットで「干柿の作り方は?」と聞かれ、

私もうろ覚えでしたのでネットで検索しました。

紐の両端にくくって、そのまま5秒ほど熱湯で消毒、

陰に吊るすだけと説明がありました。

読み進めていくと、「渋柿でも甘柿でも出来ます」と

書かれてある記事があってびっくり!

え、甘柿もオッケー?初めて聞きました。

我が家は渋柿がないのでこれまで

干柿は作れないと思ってました。

家の柿がすずなりに実ったので、

干柿に挑戦しようかなと思います。

ご利用者もご家族に「干柿食べたい」と

言われる方もあります。

自然な甘みがお正月や寒い冬の楽しみですね。

「にこにこ なか むつまじく」

またユニットの要望で営繕職員さんに

つるし用の台を作成いただきました。

嘱託医の兪先生からもたくさん柿をいただきました。

ありがとうございました。

「聴く・語る」~ご利用者のお話から~(7)

2021.12.15

男性の方です。

旅行、電車に乗るのが好き。

            

一番前の車窓から線路を見るのが好きだった。

美術館、デパート巡り、映画を見ることも好きやった。

                        

     好きな作家は松本清張(本は「点と線」 。 

音楽も好きで、楽器を弾いていた。どんなジャンルでも出来た。

       

この方には昨年のクリスマスには事務所前で

総務課さんのみなさんに木琴で曲を披露していただきました。

        

すてきな演奏、ありがとうございました。

レク「園芸」

2021.12.15

季節も深まってきました。暖かい冬の一日、

ご利用者さまとパンジーやビオラ、金魚草の花苗植えをおこないました。

                 

植え方をご存じのご利用者さまも多くポットの苗をお渡しすると、

根っこのところをぎゅっとねじって(根が土につくように)置かれたり、

花の回りの土をやさしくかけたりと楽しまれました。

来年春にはきっとたくさんの花をつけてくれるでしょう。

パンジーやビオラの花は特に押し花に最適です

            

(あざやかな黄色や紫はそのまま押し花に出ます。

反対に桜の花など薄い色は茶色くにごってきれいに出ません)ので、

来年春には「押し花レク」もおこなう予定です。

             

「レク・クリスマスツリーの飾りつけ」

2021.12.12

             

今年もいよいよ12月、

師走にはいりました。

何かと気ぜわしい月ですね。

            

さてお正月の前にはクリスマスがあります、

当施設でもホールのクリスマスツリーの

飾りつけをおこないました。

毎年お手伝いいただく皆さんといっしょに

今年も飾りつけをおこないました。

みなさん、手慣れて飾りつけをされました。

      

以前はホールでクリスマスコンサートなども

おこなっていましたが、

現在はしばしの我慢。

そのかわり、各ユニットで趣向を凝らして

催しをおこないます。

 

施設にはもちろんクリスチャンの方も居られますが、

みんなで季節を感じお祝いするひとときを

持てるのは、こころはなやぐひとときですね。

「衆議院議員選挙」「不在者投票」の実施

2021.12.12

10月27日、交流ホールにおいて

「衆議院議員不在者投票所」を開設し、

不在者投票が行われました。

事前にご入居のみなさまに投票の意志をお聞きし、

「投票します」と意思表示のあった方の投票用紙を

各お住いの選挙管理委員会から取り寄せ実施をしました。

外部からお招きした立会人様の確認のもと、

みなさま、新聞の政見紹介を熱心に見られ、

清き一票を投じられました。

                 

ご朱印帳」

2021.11.16

 

以前、施設での職員研修で

「趣味があるということは

ストレス発散の意味でも大事なことですね、

みなさんの趣味は何ですか」

と聞いた時、「ご朱印を集めています」

または「お寺巡りをしています」という

職員さんが何人かいました。

   

実際、本屋さんではけっこうなスペースを取って

さまざまな色柄のご朱印帳が並んでいて、

人気の高さがうかがえます。

ご利用者の「聴く・語る」でもよくお話しに出てくる

「西国巡礼三十三か所」。

ご朱印をご朱印帳や軸、

白衣(おいづる)にいただきます。

西国三十三か所は私も行かさせてもらっていて

(あと何か所か残っており

琵琶湖の竹生島は大阪の友人と

行く約束をしていながらいまだ果たせず)、

四季折々の花や自然の美しさ雄大さ、

そして平安の昔から「観音信仰」として

人々の篤い信仰を集めてきたことが

そこここに見て取れます。

 

ご朱印をありがたくいただいて、

本堂横に置いてあるドライヤーで墨を乾かすのも

今と昔が混在していておもしろいものです。

奈良の長谷寺に行ったときは、

「あー、ここが源氏物語に出てくる初瀬詣での長谷寺か・・。」

と感じいった次第です。

                  

コロナ禍のせいか2年延ばして

2023年3月まで「西国三十三か所草創1300年」

を記念してさまざまな法要や特別公開が行われるようです。

今日は何の日?(4)

2021.10.29

 日本の暦「二十四節気」

10月8日(旧暦9月)は「寒露(かんろ)」です。

草木に冷たい露が宿るころ、本格的な秋の訪れです。

空気は澄み渡り、食べ物がおいしい季節。

朝晩冷え込む日も増えてきます。

またこの日は「雁が渡る日」とも言われています。

ツバメなどを夏鳥、雁や白鳥、ツルなどは冬鳥と呼びます。

渡り鳥で季節が変わりますね。

今朝、家の近辺で「丹波霧」が出ました。

時間がたてば龍のように山々を流れていきます。

もっと濃い霧になると「雲海」ですね。

昔は「丹波霧が出ると山で松茸がとれる」と言いましたが、

「今は昔」の話となりました(まったく出なくなりました)。

9月初めの稲刈りのときは、コンバインで刈る稲の間を

飛び回る虫を求めてツバメが(数えると)

50羽以上も飛び交っていました。

ツバメのヒナもそのころは独り立ちする大きさに育っています。

南へ帰る準備のエサあつめだったのでしょう。

冬鳥ではありませんが、先日、稲刈りが終わった田んぼで

実は「コウノトリ」を見ました!

豊岡の「コウノトリの郷公園」以外で見たのは初めてです。

    

「聴く・語る」~ご利用者のお話から~(6)

2021.10.27

小さな白い犬を飼っていて散歩が好きやった。

         

旅行も好きやった。

歌を聴くのは好きやけど、歌うのはへたくそ。

和裁・洋裁・お茶・お花もやってた。

うちは和菓子屋さんやった。

     

(じゃあいま季節は夏なので、水無月とか葛餅とか?)

あー、なつかしい。

私は嫌いな食べ物ない。

お母ちゃんがほめてくれた。

怒られたことないで。

(お母ちゃんが亡くなって)日が経ってしもた。

和菓子はおいしいですね。

好き嫌いがないというのも大事なことです。

お母ちゃんもきっと喜んだはりますよ。

no.86

「看取りの人」⑥

2021.10.25

 入院され、施設に戻られましたが

 食欲が戻りません。

「看取り」も考えなければならない状況となり、

 ご家族も了解いただきました。

その後も復調の見通しが立たないため、

それまでも時々食事介助に来られていたご家族に

ご協力を仰ぎたいとお願いしました。

 毎日夕食の介助に来られました。

熱心なお声掛けにお母様も答えられ、

少しずつ回復されて来られ、

なんと以前の状態に戻られたのです。

今現在、コロナウイルス感染症のために

いったん介助は中止となりましたが、

ご家族のお気持ちにふれたひとときとなりました。

「聴く・語る」~ご利用者のお話から~(5)

2021.10.25

 後ろからしゃべられると聞こえへんから、

 前からきてしゃべってね、口の動きを見てるから。

  編み物が好き、肩はぜんぜんこらへんかった。

 

 漬け物や梅酒をよく漬けてた。

鯖寿司をたくさん作って、みんなに配ったわ。

   

歌は音程がはずれるから心の中で歌ってます。

寝る時はベッドの中で声だして歌ってるよ。

新聞や広告を見るのが好きで、毎日見てますよ。

(遠慮せず歌ってくださいね♪ 鯖寿司、おいしかったでしょうね。)

今日は何の日?(3)

2021.10.25

「今日は何の日?」

10月は「神無月(かんなづき)」。

神無月の「無」を「の」とすると「神の月」、

つまり神をまつる月だという説がある一方、全国の神々が出雲に集まり諸国に

神がいなくなるので、そのままの意味で「無」を使ったという説もあります。

出雲では「神在月」と言うそうです。

日本が八百万(やおよろず)の神の国であることを感じる月名です。

人知の及ばない自然の脅威やもたらされる実りに思わず手を合わせるのは

大事なことだと思います。

お正月は初詣で、クリスマスを祝い、お寺に行くことは、決して宗教を

おろそかにしているのではなく、いろいろな考えを取り込んで暮らしてきた

知恵ではないでしょうか。

ところでこの「神無月」ですが、恵比寿さま大黒さま荒神さまなどは

家の神なので出雲に行かず、留守神として

お留守番をしているそうですよ。

「看取りの人」⑤

2021.10.15

    

小柄で笑顔の優しい方です。

シルバーカーを押して歩かれていました。

看取りに入り、

ご家族にお好きなお寿司を持ってきていただき、

ご一緒に食されました。

 

ご家族が帰られる時は、

玄関まで必ず見送りに来られました。

「気をつけてな」

と手をふって見送られました。

亡くなられる2,3日前、

訪問カットが済んで

お待ちのご家族のもとへ

シルバーカーを押して来られると、

ご家族が「え、まだ歩けるんか」

とびっくりされていました。

最期までお元気で、

苦しむことなく

静かに息を引き取られました。

ちょうどご入居のとき担当した方で、

施設で看取りを始めてお二人目の方でした。

 

ご家族は

「ここにご縁があって。

みなさんによくしてもらいました」

とお声を掛けていただき、

たいへんうれしかったです。