うずまさ共生の郷ブログ
2019.11.09
ほっとひ・と・い・き vоl・13
秋は読書の季節。
これにピッタリの催しが「古本市」。
京都は大きな古本市が5月、8月、11月と年に3回有ります。
5月は「みやこめっせ」で。
8月は下鴨神社で。
11月は百万遍知恩寺さんで。
それぞれ特徴があり、みやこめっせは建物内で、
さらにショーケースに収められた書籍(古文書)は
値札を見てびっくりするものが展示されている。
下鴨神社は夏休みということもあって
子供向きの本も充実。
木陰や境内を流れるならの小川も涼しく、
けっこう楽しめます。
知恩寺さんは京大の近くなので
難しい本が多いと思いきや、
けっこうイラスト集や昔の双六やブロマイドなどおもしろいものも多い。
それぞれお店もたくさん出て、
一度「中原淳一」のスタイルブックを買おうと決めたのに
「本は重たいので最後に買って帰ろう」
と思ったのを、最後、
もうその店が分からない。
なくなく市を後にしましたが、
ふと寄った喫茶店にまさにその本がありました。
古本は「一期一会」、
その時出会わなければ再会は難しい。
野外は雨も心配ですが、
お店の人がぱーっと本の上にカバーを広げるのをお客さんも手伝い、
雨が止むとお客さんが自分で開けてまた本をさがすという一こまも、
阿吽の呼吸で常連さんならでは。
また本は重たいので宅急便屋さんが待機しています。
秋の夜長、どんな本を読まれますか。
施設長 寺尾美智子