うずまさ共生の郷ブログ
2021年07月
2021.07.24
レクリエーション・クラブ活動
流しそうめん、いただきました。
本日は、2階の5丁目、6丁目で流しそうめん
をしました。
道具は職員の手作りによるもの。
「行きますよ、はいっ!」
「あっ!(落ちてしもた…)」
梅雨が明けたと思えば猛烈に暑い夏の到来。
少しは涼を感じていただけたでしょうか?
[うずまさ共生の郷ブログvol.118]
2021.07.21
看取りの人(2)
「看取りの人」
すでにお亡くなりになられた方です。
家族葬をされました。
後日来られたご家族様に伺うと、
お棺に元気なころ好きだったビールと靴を
添えましたとのことでした。
ご入居時にはすでに車椅子の方で、
私たちはその時点からお世話をさせていただきます。
けれどお棺のなかに添えられたお品は、
施設では思いも致さなかったものです。
そのとき、私たちはもっとご利用者が元気な頃、
どういう生活をされ、どんなお気持ちで居られたかを
しっかりわからなければいけないと肝に銘じました。
その後、ご本人から出来るだけ以前の生活をお尋ねする
「趣味・生活のアンケート」を作り、
お話を聴くことにつながっていきました。
そのご家族様は「(看取りは)後悔していません」
とご自分に言い聞かせるようにお話でした。
また「ここで看て頂いてよかったです」
ともおっしゃっていただきました。
その言葉を胸に、
私たちもご家族ご本人に寄り添いながら支援を致します。
[うずまさ共生の郷ブログvol.117]
2021.07.21
ほっとひ・と・い・きvоl。57
♪~「六月の歌」から「あめふり」~♪
「あめふり」の歌は高齢者の思い出に深くかかわる歌です。
歌詞は「お母さんが学校に傘を持ってお迎えに来てくれた、
カバンを肩にかけて一緒に帰る、そのとき友達が傘が無くて
柳の木の所で泣いていた。
お母さん、僕のを貸しましょうか。
君、この傘さして。僕はお母さんの蛇の目傘に入って帰るから」
といった5番まである歌詞なのですが、
「お家の人のお迎え」「なぜ蛇の目傘っていうの?」
「蛇の目は女の人の傘?男の人の傘は?」
「カバンを肩からかけるってどんなカバン?」
という具合にお尋ねすると話が何と広がること。
ちなみに「蛇の目傘」は紫やえんじ色の女の人用の傘で、
嫁入り道具の一つだったそうです。男の人は番傘か蓑。
「納屋にまだ有るかもしらんわ、
ながいこと開けてへんからもうぼろぼろやろけど、」
と笑う方も有りました。
思い出がいっぱい詰まった一曲です。
(「あめふり」は作詞北原白秋、作曲は中山晋平です)
[うずまさ共生の郷ブログvol.116]
2021.07.15
聴く・語る(2)
~ 「聴く・語る」 ご利用者のお話から ~
「私はずっとお百姓やったんや。米も、野菜も、
何でも作ったで。体は小さいけどな、近所の人も
「よー働くなー」ってびっくりするくらい働いたわ。
お寺の奥さんに誘われてな、お茶とお花もやってたんや。
お茶は裏千家、お花は未生流やったわ、
どちらもお免状まで取ったんよ」
本当に働き者で農業に誇りを持っておられるご利用者様。
それから二人で、昔の米作り──田植えや、ヒエ取り、
稲刈りや、稲木かけ、脱穀など──の苦労話や、
もち米(お餅つき)の話などを楽しみました。
昔話をするのは「回想」といって、脳の活性化が期待
できる取組みです。この方も、始める時にはご自分の
お名前が言えなかったのですが、話が終って再度お名前
を聞くと、「私の名前は○○やで」と、しっかり
おっしゃっていただきました。
昔の楽しい話、おそるべし!
[うずまさ共生の郷ブログvol.115]
2021.07.14
ほっとひ・と・い・き vol。56
わたくしごとですが、この自粛期間中に、
通信教育をいくつか受けることにしました。
1つは「書道」です。昔習っていましたが、
今は自己流の字になっていました。再度テキストで
習ったように書き直すと、少し字がきれいになった
かも。スマホやパソコンだけでは字を忘れます
よね。
もう一つが介護の再勉強です。
体操やレクリエーションを通して、体のどこを
鍛えるかや、アプローチの仕方を学び直しです。
もう一つがヨガ(の通信教育)です。
こちらは自分の体を見直し、柔軟性をつけて
転倒骨折予防に向けた体つくりです。ヨガは
ゆったりした動作にみえますが、実は動きは
なかなかハードで、ビデオを見ながらやって
いますが、途中で息が上がり、「もうダメ!」と
マットに寝ころんでしまいます。
ご利用者の皆さまにいろいろお話をお聞きすると、
これまで趣味や健康増進に精進されていたことが
伺えます。
茶道や華道を習っていた、絵を描く、畑仕事を
していた、花を育てていた、スポーツが好き
だった、旅行が好き、歌が好き、といろいろな
お話をしていただきました。
そういうお話を聞かせていただく時には、
皆さま本当に楽しそうにお話下さいます。
趣味を楽しんだり健康に留意して生活するなど、
ひとつひとつがその方の人生を
彩り豊かに形づくっていくのですね。
[うずまさ共生の郷ブログvol.114]
2021.07.14
看取りの人(1)
当施設では「お看取り」をさせていただいております。
医師の診察・診断により、治療・平癒が見込めない
状況になった時、ご家族様と施設職員(医師・看護師・
施設長などの職員)で、まずご家族のお気持ちを充分
くみ取ってお話をさせていただきます。
施設にご入居される方はすでにお連れ合いを
亡くされた方も多く、「私の時は何もせんとってな」
と言われている方も多いです。
でも残されるご家族様は「それでよいのだろうか」
と逡巡されます。
それはまったくその通りだと思います。
一番近しい人の最期をどう受け止めていくのかー、
それが(施設職員である私もふくめ)残った家族に
「来し方行く末」をもう一度辿らせてくれる道でも
あるように思います。
次回からは「お看取りの方」が私たちに
はっと気づかせていただいた小さなことを
お伝えできればと思います。
なおプライバシーには充分配慮して記載いたします。
[うずまさ共生の郷ブログvol.113]
2021.07.14
レクリエーション・クラブ活動
あじさい制作
今年は例年と比べて早い梅雨入りとなり、
後半には大雨による災害が起こりました。
被害にあわれた地域の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。
さて、この6月には、色画用紙と折り紙を使って、
あじさい制作をしました。
制作の工程は次のとおりです。
①色画用紙を切って花の土台と葉っぱを作る。
②折り紙を四角く切って花びらを作る。
(本当は花びらじゃなくて「がく」なんですよね)
③糊で花の土台に花びらを貼る。(「がく」…ですけど)
④花をバランスよく配置し、葉っぱをつける。
⑤雨だれやかたつむりを加える。
できるところはご利用者にお任せし、
あとは職員がお手伝いしました。
あじさいの花言葉は……
青が、「辛抱強い愛情」
ピンクが、「元気な女性」
白が、「寛容」
華やかなあじさいが仕上がりました。
[うずまさ共生の郷ブログvol.112]
2021.07.14
聴く・語る(1)
~ 「聴く・語る」ご利用者様のお話から ~
「うちがな、ここに、入ったときな、
遠いとこの、親戚が、心配してな、
里から、みんなが、来てくれたんや。
秋の、ほれ、祭りのとき。
いつやったやろ。
お祭りみたいなときや。
みんな「楽しい」いうて、
「お姉さん、良いとこやなぁ、
安心したわ」いうてくれてな。
よかったわ。
みんなよろこんでな、帰ってくれた」
[うずまさ共生の郷ブログvol.111]
2021.07.13
レクリエーション・クラブ活動
新茶の会
夏も近づく八十八夜……♪
今年の八十八夜は5月1日でしたが、
関西ではだいたい4月初旬から5月中旬にかけて
新茶の収穫が行われるそうです。
うずまさ共生の郷では、毎年1階ホールで
「新茶の会」を行いますが、今年は感染症対策
のため、各ユニットで小さなお茶会を催しました。
今回用意したのは、宇治、八女、鹿児島の、
3種類の新茶です。
同じ新茶でも香りと味わいは産地によって
違います。まずは抽出前の茶葉を並べて、
香り比べをしました。
「鹿児島のお茶が一番香るな。いや、こっちかな」
新茶はカフェインが少ないため、普段煎茶を淹れる時より
やや高めの温度で淹れます。
「あぁ、良い香り、美味しいわぁ」
「お茶碗もきれいやね」
器は、新茶の緑が映える香蘭社のものをご用意しました。
あるご利用者は、ひと口お茶を口に含んだ時、
パッと顔を輝かせて、
「苦い中にも甘みがあるね」
そしてごくごくと残りを飲まれた後、
「日本の味や、百まで生きるわ」
とおっしゃいました。
お茶好きな方も多く、むかし九州に行った思い出を
語られる方、「私、お茶飲みやから」とお代わりを
される方……。
みなさま終始穏やかなお顔をされて、お茶会は和やかに
進みました。
[うずまさ共生の郷ブログvol.110]
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