うずまさ共生の郷ブログ
2022.02.13
「聴く・語る~戦争のこと2」
(テレビで大阪の安治川(旧淀川)という町ロケを
やっていたのを一緒に見ており)
「私は大阪はあんまり知らんのよ、
ずっと京都に住んでいたから」
職員が大阪は賑やかいイメージがありますが、
古い街並みや歴史もありますねとお話しすると
「あ、そうや、一度戦争が終わるころ、
大阪に行ったことがある。この安治川というところ。
お父さんが鹿児島から船でサツマイモを
調達してくれたのを取りに行ったんや」
職「安治川は大きな川ですね、船が行き来してたんでしょうね。
薩摩(鹿児島)で取れる芋だから、サツマイモって言うんですね。」
「そうそう。大阪空襲のあとやった。家は全部焼けていて、
焼け野原やった。大きな建物だけ残ってた。でも鉄筋だけ。
ほんとにびっくりしたなあ。あのお芋は本当にうれしかった。
お父さんのおかげやった。」
[うずまさ共生の郷ブログvol.158]