うずまさ共生の郷ブログ
2022.04.08
春待つレクリエーション「貝合わせ」 その由来
「貝合わせ」は平安時代から長く受け継がれた
王朝遊びのひとつで、
その時代は貝殻の形や色合いの美しさや珍しさを愛で、
その貝殻を題材にして歌を詠じて
優劣を競う遊びだったとのことです。
江戸時代に遊ばれた「貝合わせ」は
大きなハマグリ貝が用いられ、
金箔や蒔絵(まきえ)で美しく装飾されました。
これらをならべ、多くの中からもとの一対を探す遊びです。
ハマグリは同じ柄や一対になるものは他になく、
対になる貝を間違えないところから夫婦和合の象徴とされました。
節句のお祝い飾りに「貝合わせ」もあるようですね。
金箔が貼られ、百人一首や花鳥風月といった
おめでたい柄が彩られ、
遊ぶというより飾るものになっています。
もちろんお値段もそうとうお高めのようです。
この春らしい「貝合わせ」を施設のレクリエーションとして取組むこととします。
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[うずまさ共生の郷ブログvol.167]