うずまさ共生の郷ブログ
2021.07.21
看取りの人(2)
「看取りの人」
すでにお亡くなりになられた方です。
家族葬をされました。
後日来られたご家族様に伺うと、
お棺に元気なころ好きだったビールと靴を
添えましたとのことでした。
ご入居時にはすでに車椅子の方で、
私たちはその時点からお世話をさせていただきます。
けれどお棺のなかに添えられたお品は、
施設では思いも致さなかったものです。
そのとき、私たちはもっとご利用者が元気な頃、
どういう生活をされ、どんなお気持ちで居られたかを
しっかりわからなければいけないと肝に銘じました。
その後、ご本人から出来るだけ以前の生活をお尋ねする
「趣味・生活のアンケート」を作り、
お話を聴くことにつながっていきました。
そのご家族様は「(看取りは)後悔していません」
とご自分に言い聞かせるようにお話でした。
また「ここで看て頂いてよかったです」
ともおっしゃっていただきました。
その言葉を胸に、
私たちもご家族ご本人に寄り添いながら支援を致します。
[うずまさ共生の郷ブログvol.117]