うずまさ共生の郷ブログ
2021.07.15
聴く・語る(2)
~ 「聴く・語る」 ご利用者のお話から ~
「私はずっとお百姓やったんや。米も、野菜も、
何でも作ったで。体は小さいけどな、近所の人も
「よー働くなー」ってびっくりするくらい働いたわ。
お寺の奥さんに誘われてな、お茶とお花もやってたんや。
お茶は裏千家、お花は未生流やったわ、
どちらもお免状まで取ったんよ」
本当に働き者で農業に誇りを持っておられるご利用者様。
それから二人で、昔の米作り──田植えや、ヒエ取り、
稲刈りや、稲木かけ、脱穀など──の苦労話や、
もち米(お餅つき)の話などを楽しみました。
昔話をするのは「回想」といって、脳の活性化が期待
できる取組みです。この方も、始める時にはご自分の
お名前が言えなかったのですが、話が終って再度お名前
を聞くと、「私の名前は○○やで」と、しっかり
おっしゃっていただきました。
昔の楽しい話、おそるべし!
[うずまさ共生の郷ブログvol.115]